「やりたいことがない」
とそんな悩みをお持ちではありませんか?
やりいことを頑張って考えてみても、なかなか見つかることはありません。
それはなぜだと思いますか?
私の答えは
「自由に選択できるだけの経験値が少ないから。」
です。
例えばあなたが25歳だとしたら、これまで生きてきた25年分の経験の中からしか、やりたいことを選べません。
では今までの人生と、これからの人生ではどちらが長いでしょうか?
これからの人生ですよね。
やったことないことをやって、行ったことがないところへ行く。
とにかく行動することが大事なことは、多くの人が伝えていることだと思います。
しかし実は僕も、
「やりたいことが分からない」
というあなたと同じ悩みを抱えていた時期がありました。
今回は、その頃の話を書きたいと思います。
高校時代は下から数えた方が早い無残な成績でした・・・。
高校は部活動に明け暮れていたので、成績はボロボロでした。
「まずい...このままでは進学できないな...」
部活動を引退して、高校3年生の夏から、大学受験のために毎日徹夜して勉強しました。
全ての優先順位を勉強に当て、学校の授業をサボってまで受験勉強をしてました(笑)
それぐらい必死に勉強しました。
頑張った甲斐もあり、結果的に、辛くも大学に合格することができました。
憧れだったキャンパスライフ!!
「これで毎日15時間以上の勉強が報われるはずだ...」
と、思っていました。
しかし・・・
講義の内容にいまいち興味がわかず、なんだか、徐々に大学に入った意味を見失い、多くの大学生がそうであるように、僕は「何のために大学に行くのか」が見事に分からくなってしまいました。
「何に打ち込めばよいか、わからない。」
「将来自分は何になればいいんだろう?」
「他の学部のほうが良いのでは?」
「仮面浪人して大学に入りなおしたほうが良いのではないだろうか?」
まだ20年程度しか生きていない僕は、当時そんなことを考えていたと思います。
自分の世界が変わるきっかけは、海外ボランティアだった!
転機は大学2年生の夏です。
友達に誘われて、フィリピンへ。
NGO団体といっしょにボランティアに行くことになりました。
僕はそれまで海外へ行ったことがなかったので、フィリピンへ行く前はこんなイメージを抱いていたのです。
- 生活が苦しい
- 治安が悪い
- 言葉が通じない
何だかんだと言っても日本は先進国で裕福なので、失礼ながら先入観でこんなイメージを持っていたのです。
しかし、実際にフィリピンでホームスティをしながらワークをして、その先入観は大きく変わることになりました。
何でもないことが、とても幸せだと感じられる生活
朝起きて、用意されているあたたかい朝食。
歩いて、通う現場には、ワークの仲間の日本人とたくましいフィリピン人の大工さん。
みんなで作ったランチと冷たい飲み物で、ワークで疲れた体を癒す。
夕方には、ステイ先の家族が迎えに来て、ビーチで夕日を眺めに行きます。
そして、家に帰って、家族と一緒に食卓を囲み、他愛のない話に花を咲かせます。
そんな毎日を過ごしました。
家族と共に過ごしていると、なにか子供のころに戻ったような懐かしいような不思議な感覚になりました。
「この国に生まれたかったな」と思いました。
フィリピンは貧しく劣った国ではありませんでした。
家族のつながりをとても大事にし、幸せに暮らすことのできる国でした。
フェアウェルパーティー(お別れ会)を終えた後、僕は涙で家族の顔を見ることができませんでした。
変わるきっかけは小さな行動だけど、影響は無限大!
この海外ボランティアがきっかけで、世の中の見方が大きく変わりました。
「世界中を周って、やりたいことが見つからないわけがない!」
「世界中を周れば、絶対に僕を必要としている人はいるはずだ!」
そんな風に思うようになりました。
- もっと自分の世界を広げたい
- もっといろいろな経験を積みたい
結局、これが僕の「やりたいこと」になりました。
その後、大学の夏休みなどの時間を使って、世界計15か国を歩くことになったのです。
憂鬱な毎日を過ごしていた頃から見たら、考えられない変化が自分の中で起こっていました。
変わるための行動はちょっぴり怖い。でもいつも答えは自分の外に
あなたの「やりたいこと」は何でしょうか?
あなたは「人生をかけてやりたいこと」を考えたことはありますか?
何もしなくても時間は過ぎ、時が来れば人は死を迎えます。
自分のやりたいことが何かは、行動してみないと分かりません。
もし行動しなければ、死ぬまで分からないでしょう。
家で考えていても、一生見つかることがはありません。
悩むのはせめて、行動した後にすれば良いのです。
この記事があなたに役立つこと、
あなたの人生が充実することを心よりお祈りしております。