「1人あたり〇〇円の借金をしている!」
と、毎年発表がありますよね。
なんだかとても怖い響きです。。。
しかし、結論を言うと、いわゆる「日本の借金」で日本が破綻することはありません。
このブログでは
- いわゆる「日本の借金」とはなんのことか?
- 「日本の借金」が増えていくとどうなるのか?
- 将来日本は破綻するのか?
について簡単に説明します。
↑の3つの質問に答えられない方は是非、この記事をお読みください。
いわゆる「日本の借金」とは国債のことです
いわゆる「日本の借金」と呼ばれているものは、国債、地方債や、借入金などです。
この中で最も比率が大きいのは国債になります。
国債とは、日本政府が発行する「借用書」です。
国債を発行し、銀行などの金融機関に買ってもらうことで、資金を調達し、公共事業などの予算にあてています。
「借用書」には、「借りたお金をいつまでに返すか」が書かれています。
なので、期限になったら返済しないといけません。
返済の際には、主に「借換債」と呼ばれる国債を発行し、借りたお金で返済をします。
従って、国債を発行すればするほど、どんどん国債が増えていく、という仕組みになっています。
国債が増えていくと、どうなるの?
答えは、どうにもなりません。
国債を発行することに限度はないため、特にそれに対する手当は要らないのです。
国の長期債務残高(国債や地方債、借入金などの合計)は1100兆円に到達、1970年から 150倍になりましたが、日本経済にまったく破綻の兆しはありません。
いくらになったら破綻するのか?というのも聞いたことが無いのはこの理由です。
「永遠に借り換えをし、増えていく」
これが結論になります。
でも「将来世代へのツケ」って聞きましたよ
では、なぜ国債のことを「破綻する」とか「ツケ」などど言われ続けるのか?
普通の家庭であったら、借金が増え続けたら、返せなくなって破綻します。
だから、国債が増えていくと、日本が破綻してしまう、と思ってしまいます。
でも、日本は日本銀行において日本円を発行することができます。従って、そのお金でいくらでも国債を買い取ることができます。
この勘違いが、「日本が破綻してしまう」と信じ込んでいしまう原因です。
そもそも、「将来世代」っていつのことを指しているんでしょうか?
詳しくは↑の麻生さんの動画で説明してくれます。
気になる方はご覧ください。
国債を発行し続けても破綻しない、ってことは...
国債をたくさん発行すると、当然ながら予算が増えます。
- 教育の充実化
- 道路や橋の整備
- 病院などの福祉施設の強化
- 地震・台風などの災害対策
など、暮らしを良くするための政策をたくさん行うことができます。
なかなか景気が良くならないと、
「政府は無駄遣いをやめろ!」
という気持ちになりがちです。
しかし、本来、日本全体の景気を良くするためは、
「どんどん予算を使ってください!」
という声をあげることが必要になります。
そのためにも国債について正しく知ることが、大事ではないでしょうか。
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