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小麦に投資するってどういうこと?


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この記事では知っているようで知らない「小麦」への投資について整理しています。

小麦への投資は

などを通じて私たちも取引ことができます。

簡単に説明すると、取引所で売買される小麦の値段を予想し、売ったり買ったりすることができます。

これらについてはそれぞれの記事でご確認ください。

 

  • 小麦に投資してみたい
  • 小麦の特徴が知りたい

という方は是非この記事を読んでください。

 

※ このブログは小麦について説明するためのものであり、取引を勧めるためのものではございません。投資は必ず自己責任でお願いいたします。

小麦とは?


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小麦の種子はよく粉にして小麦粉として使われます。

小麦粉はパンやうどん、麺、お菓子、パスタ、シリアル、クスクス、天ぷらの衣などに調理される食べ物です。

 

また他にも小麦は、ウィスキーやビールなどのアルコールの原料になったり、精製して油の原料になることもあります。

 

みなさんもほとんど毎日なにかしらの料理として小麦を食べているのではないでしょうか?

 

日本だけでも世界中で食べられており、世界で最もメジャーな穀物の一つと言えます。

小麦の歴史


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今でも当たり前に行われている小麦の栽培は10000年以上前にメソポタミア地方で始まりました。

 

灌漑(水路を作って畑に水を引く)農法によってたくさんの小麦を栽培することができるようになったことで、人類は狭い農地からたくさんの穀物を収穫することができるようになりました。

 

また、魚や肉などの食べ物と異なり、小麦は長期保存ができます。そのためたくさん作っておいて、必要な分だけを食べることができることから、不安定だった人類の食糧事情は一気に好転し、人口を大きくに増やすことができたと言われています。

 

今日の私たちの発展は小麦のおかげと言っても過言ではないかもしれません。

 

 

小麦を生産・消費している国


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小麦は、とうもろこし、米と並んで三大穀物と呼ばれます。

生産量の多い国は、中国、インド、アメリカ合衆国、ロシア、フランスなどです。

これらの国によって総生産量の半分ほどを生産しています。

 

逆に、小麦の主な消費国は中国、インド、ロシアです。

 

小麦の輸出をたくさんしている国はアメリカ合衆国、カナダ、オーストラリア、フランスなどです。

中国やインド、ロシアは小麦の生産も多いですが、消費量も大きいため、輸出は多くありません。

日本では


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日本は戦後、パンなどの洋食が普及し小麦の消費量が大きく上がりました。

 

日本でも北海道などで小麦は栽培されています。

しかし、本州の多くでは小麦の収穫期に梅雨入りしてしまい、小麦の生産には適していないと言われております。

 

したがって、小麦の大部分は輸入に頼っており、主にアメリカ合衆国などから小麦を輸入しています。

日本の食糧自給率の低さはたびたび課題として挙げられますが、小麦のその中の一つです。

 

 

投資としての小麦


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冒頭で触れた通り、小麦は先物取引などの投資の対象にもなります。

 

シカゴ商品取引所が世界の小麦価格の指標となっています。

bu(ブッシェル)という単位が使われており、1buが約27.2kgに相当します。

 

小麦の価格は、単純な小麦の生産量と消費量のバランスだけでなく、ほかの穀物の価格にも影響を受けることがあります。

 

2020年2月は、原油の値下がりによってバイオエタノール(植物由来の燃料)の需要が減少し、原料となるトウモロコシの値段が下がることで、小麦の値段も下がりました。

 

 

 

新型コロナウィルスの影響と小麦のこれから


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もともと、右肩上がりに続く世界人口の増加に対し、簡単に食料を増やすことはできず、食料の価格が高騰していのではないか、という問題は以前から報じられておりました。

 

この記事を書いている2020年4月現在、新型コロナウィルスの影響から食料確保のために穀物の輸出制限や、輸出禁止を始める国が出始めています。

 

現状、穀物の供給に問題は出ていないものの、食料危機に対する不安感から、穀物の値動きには関心が集まっています。

 

また、前述の通り、日本は小麦を輸入に頼っております。

今回のことを、投資面からも食料の安全保障の面からも小麦について学んだり、考えてみるきっかけとしてはいかがでしょうか?