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米国株価指数、S&P500とダウ平均とは?投資をするならどっちがいい?


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米国の代表的な株価指数として

  • S&P500
  • ダウ平均

の2つがあります。

 

今回は、これらの概要・特徴・違いについてまとめました。

また、それを踏まえた上で、インデックスファンドやETFにおいて投資における違いに言及しました。

  • S&P500やダウ平均って何?
  • どんな銘柄が対象なの?
  • どっちに投資したらいいの?

という方は是非、この記事を読んでください!

 

※このブログは米国株価指数について説明するためのものであり、投資を勧めるためのものではございません。投資は必ず自己責任でお願いいたします。

米国の証券取引所について


証券取引所とは株式や債券などの売買取引を行なうための施設です。

 

米国株価指数を構成する株式は主に以下の2つの証券所にて取引されています。

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1. ニューヨーク証券取引所(NYSE)

アメリカ合衆国ニューヨークにある世界最大の証券取引所が、ニューヨーク証券取引所です。

 

世界で一番上場するための審査が厳しいと言われています。上場している企業の数は約2000社以上。有名なウォール街はこのニューヨーク証券取引所のある通りの名前です。

2. ナスダック(NASDAQ)

ナスダック(NASDAQ)は米国の新興企業向けの株式市場の名称です。

1971年に開設されました。新興企業(いわゆるベンチャー企業)のための取引所なのですが、今ではアマゾン、フェイスブックなどの巨大なIT企業が上場しており、世界で3番目に大きい証券取引所と言われています。


S&P500とは


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S&P500とは、ニューヨーク証券取引所、ナスダックに上場している銘柄から代表的な500銘柄の株価を浮動株調整後の時価総額比率で加重平均し、指数化したものです。

 

時価総額とは、株価×発行株式数のことで、いわば会社の大きさと言えるものです。

また、浮動株とは、市場に流通する株のことで、大株主などが持つ、流通しない株これに当たらず、「浮動株調整後」、とは、そのような株は時価総額の計算に含めていない、という意味です。

 

加重平均とは、各データに重みづけをして計算する平均値のことです。つまり、単純に株価を平均するのではなく、会社の大きさを考慮して平均した値ということです。

 

S&P500の銘柄は?


S&P500の組入銘柄は、様々な条件によってスクリーニングされ決定します。

 

スクリーニング条件には、米国企業 であること、時価総額が 一定以上であること、4 四半期連続で黒字を維持していることなどの条件があります。

加えて、エネルギー、素材、ヘルスケア、金融、情報技術、公益事業などの 10 のセクターのバランスを加味したうえで決定されます。

 

マイクロソフト、Amazon、Facebookなど、誰もが知っているような巨大IT企業もこのS&P500の組入銘柄になります。

 

 

 

組み入れ銘柄上位10社

  1. Apple Inc.
  2. Microsoft Corp
  3. Amazon.com Inc
  4. Facebook Inc A
  5. Alphabet Inc A
  6. Alphabet Inc C
  7. Berkshire Hathaway B
  8. Johnson & Johnson
  9. Procter & Gamble
  10. Nvidia Corp

※作成時点の銘柄になります。

※出展:https://japanese.spindices.com/indices/equity/sp-500


ダウ平均とは


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ダウ平均とは、別名「ダウ工業株30種平均」、「ニューヨークダウ」、「ニューヨーク平均株価」などと呼ばれており、30銘柄の株式で構成されています。

 

ニューヨーク証券取引所、NASDAQに上場している銘柄から選出されます。以前はすべてニューヨーク証券取引所の上場企業であったが、2020年8月31日現在、6社がNASDAQの上場企業となっています。

 

 

ダウ平均の計算方法は株価を全て足し合わせて除数で割る、ダウ式という方法を用いています。単純な平均との違いは、株式分割をしたときの補正方法の違いです。

ダウ平均の銘柄は?


ダウ平均は、株価平均委員会のメンバーによって、時代に合わせて都度、銘柄の見直しが行われてきました。

主に、評判、成長性、投資家の関心などを加味して総合的に評価され決められます。

 

名門企業、成熟企業であろうとも容赦無く除外され、時代のトレンドになっている企業が代わりに組みこまれます。

2020年8月31日には3銘柄が組み変わりました。

 

 

なお、上述のようにダウ平均は株価の平均により算出されるため、一株当たりの価格が高い銘柄が組入比率上位となり、この銘柄の影響が大きくなります。

組み入れ銘柄上位10社

  1. The Coca-Cola Company
  2. The Travelers Companies, Inc.
  3. UnitedHealth Group Incorporated
  4. Microsoft Corporation
  5. salesforce.com, inc.
  6. Merck & Co., Inc.
  7. Verizon Communications Inc.
  8. The Procter & Gamble CompanyAmgen Inc.

※作成時点の銘柄になります。

※出展:https://finance.yahoo.com/quote/%5EDJI/components?p=%5EDJI


どっちがいいの?


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インデックスファンドを購入する場合、ダウ平均とS&P500のどちらの指標を選ぶのが良いのでしょうか?

 

過去の成績ははっきり言ってあまり変わりません。

強いて言えば、ダウ平均はたったの30銘柄で構成されているのに比べて、S&P500の500銘柄もあります。

また、S&P500の方がより幅広いセクターに分散投資されているので、ダウ平均と比較して、リスクが小さいと言えます。

 

とはいえ、結局どちらが優れたパフォーマンスをあげるのかは、組み入れ銘柄の株価の増減よって決まります。

 

アクティブファンドのように、ファンドマネージャーがハンドリングしてくれるわけではないので、ご自身でしっかりと中身の銘柄を見てあげるのが良いと思います。