2024年7月30日の読売新聞朝刊にて当社の年金勉強会が紹介されました。
内容は、当社の年金勉強会に参加された方のインタビューと、講師の竹田のコメントが紹介されています。
- 「公的年金は老後に収入が得られなくなるリスクに備えた「保険」だ。」
- 「受給開始の時期は、生活に困りそうになった時に判断したほうがいい。損か得では考えるべきではない」
これは、「年金はいつから受け取るのが得なのか?」と、記者からの質問に答えたものと思います。
「保険」と書くと分かりづらいのですが、ちょっと飛躍して、いわゆる老後の「生活保護」と考えたら竹田の意図が伝わるのではないかと思います。
年金のとらえかた
生活保護を損か得かで判断して入る人は、あまりいないですよね?
なぜ、生活保護をもらうのかというと、生活が自力では難しくなったから、というのが一般的です。
生活保護も、年金も大きく括れば同じセイフティーネットです。
年金も生活保護と同じように、自力で収入を得るのが難しくなったときに、申請するのは一番素直なやり方ではないか?という意図で話をしているものと思います。
これからの年金
紙面自体は、令和6年の「財政検証(将来の公的年金の財政見通し)」の特集で、結果が整理されているものでした。
紙面の中で目立った話はありません。
が、年金で言うと、遺族年金や三号被保険者(主に専業主婦)に対する見直しに関する報道が増えております。
これは、皆様が困った時にもらえるお金を減らすという、話なので、一重にセーフティーネットの改悪です。
大事なこと
とはいえ、年金の制度自体を学ぶ機会が少なく、私の経験から言って、年金について正しく理解している人は少ない印象です。
なので、こういった報道も目には留まらず、知らない間に、私達の暮らしが壊されていってしまう危険があります。
社会とは、私達ひとりひとりのことを指し示す言葉です。
自分のことだけでなく、未来を含めて考えた時、社会を守って、子供たちにバトンを渡すことも私達の大切な役割です。
第一歩として、是非一度年金について、しっかりと学ぶことをお勧めします。
そのために、当社が一助となれば幸いです。